「八月の御所グラウンド」万城目 学 / 2025年読書記録 (6)

2月16日読了

「灯台へ」の後なので、エンタメ系の本を。知っている場所がたくさん出てくるし、ファンタジーであり、コメディでもあって、楽しく、でも心に大切なものを残してくれるような本だった。

沢村栄治が凄い野球選手だったのは沢村賞などで知ってたけれど、手りゅう弾の投げすぎで肩を壊したこと、3度目の召集で27歳で戦死したというのは、いま聞くととても辛い話だ。

今年は広島に行くことができて、若い人たちが亡くなっていったあの戦争のことを考える時間を持ち、ますます、生きるとは、自分の時間とは、といったことを振り返るようになっている。