「六月のぶりぶりぎっちょう」万城目 学 / 2025年読書記録 (7)

2月18日読了
「八月の御所グラウンド」に続く京都を舞台にしたお話。今度は織田信長がなぜ明智光秀に殺されたのかという話。
いつまでも話題になるというのは、織田信長自身が成仏してないからなんじゃないかと。
三島由紀夫も同じ。横尾忠則さんが「あの人は成仏していない」と言っていたけれど、なるほどと納得してしまった。
と、また話が三島由紀夫になってしまったので、この本の話に戻すと、六月の~のほかに、「三月の局騒ぎ」も収録されていて、どちらかというと、私は三月の~の方が好み。
いずれも良く知っている場所が舞台なのがほんと想像しやすくて楽しい。そして登場人物がみんななんかとっても良いキャラ。万城目さんって男性でも女性でも全く不自然なところが無く書けるのがすごいなと思う。
鴨川ホルモーも読んでみよう。
さて次の本はどうしようか。