[KW002] 感性と直感
私が大切にしているもののひとつ。感性と直感。
感性に関しては、正直自分は若い頃は鈍感な方だったと思う。
鈍感というか感性ということに関心がないというか。
仮になにか感じたとしてもそれを表現するということができなかった。
感じること。自分の心に素直になること。
感じたらそれを表現すること。
このとても大切なことを教えてくれたのは、新卒で入社した会社員時代の社長。
以前にも旧blogに書いたことがあるけれど、あらためて私が感性が大切なんだと気づいた瞬間について
書いておこうと思う。
私は入社1年目で、一人で欧州に出張に行くことを命じられ、
ミラノで社長と通訳の方とおちあって、
コモ湖近くにあるデザインスタジオに、デザインの依頼をしにいった。
帰り道、車で湖沿いを走り、車から見える夜の湖とその夜景はとてもとても美しいものだった。
いまの私だったら、なんて綺麗なの!!!と叫んでいたと思うが、
当時の私はなんとなく綺麗だとは思ったものの、それを積極的に感じようともしなかったし、
綺麗だと言葉にして表現することもしなかった。
ホテルについてから、社長に話があると言われた。
「綺麗なものを綺麗だと感じる心を持ちなさい。感性を磨きなさい。美しいと思ったら美しいと表現しなさい」
という話だった。
その瞬間、大げさにいうと、目が覚めたのだと思う。
表現することは決して恥ずかしいことではないし、自分の感性や直感に自信をもとうと思った。
綺麗とか可愛いとか、感動したことは、しっかり感じて表現しようとするようになった。
これはすぐにできるようになったわけではなくて、やはりそこから数年がかかったけれど、
積極的に自分の心を感じるようになって、格段に世界が変わった。
世界にはとても美しいものがたくさんあって、それを感じようとすればするほど、
もっと美しいものが見えてくる。
感性を磨くという言葉は、簡単に言えば、自分の心に向き合うということ。自分の心に素直になること。
多くのものを見て、聞いて、経験して、じっと自分の心に入ってくるのを感じる。
そうすれば自然に感性が磨かれていくのだと思う。
感性を磨くということについてはゴールはないから、
これからもずーっと磨き続けていたいと思う。
まだまだ美しいもの、綺麗なものをたくさんみたいし、たくさん楽しい経験をしたいから。
シワシワのおばあちゃんになっても。^-^
Source: mago-marco.blog.so-net.ne.jp via Jitsuko on Pinterest
感性と直感力を養うこと、大切な事です。
特にビジネスには必須ですね。
岩倉さん、コメントありがとうございます。
私の母はまさに直感で生きている人で、ときどき直感的過ぎて周囲がついていけないことも。笑
でもあのアンテナ力にはいつも感心します。
全く同感です。
表現力も含めて、自己研鑚の連続です。
有り難うございます。
感謝。
三尾さん、コメントありがとうございます。ほんと自己研鑽の連続ですね。
思考と実行を繰り返して、前進するのみです。