[KW025] プロジェクトリーダーの心得
今日は、ある社内システム開発プロジェクトの取材でKOBELCOさんへ行ってきた。
プロジェクトリーダーのお話はとてもおもしろくて、下手なセミナーへ行くよりもずっと勉強になった。
- やりたいことを明確にする
- 何でもかんでも盛り込まない
- エンドユーザの利便性が最優先
- とにかく業者に色々注文をつける
- 決断にかかる時間は大きなコスト
- チームメンバーの役割分担をしっかりすること
解決したい課題がある。だからそれを業者に発注する。
その場合、やりたいことが漠然としていてはダメ。
業者に提案してもらうのもダメ。
その業務については自分たちが熟知しているのだから、やりたいことを徹底的に明確にする。
業者にお願いするのは、それをどのようなシステムにするか、という彼らの専門部分だけでよい。
段階的に導入する。一気にやろうとしない。
システムが全てを解決してくれるわけじゃない。
エンドユーザを最優先するが、同時に必ず使わなければならない状況をつくる。
そうすれば、せっかくつくったのに誰もつかってくれない、なんていうことは起きない。
また、エンドユーザの要求を完全に満たす必要はなく、すこしくらいストレスがあっても良い。
その方が改善案などの意見が出やすくなる
できるかどうかわからない、見積もりがどうなるかわからない、それでもとにかく聞いてみること。
できないならできないで良い。遠慮していたら、いいシステムはできあがらない。
意思決定に時間がかかればそれだけコストがかかる。
とにかく決断していくこと。失敗してもいい。スピーディな決断を繰り返す。
チームメンバーは何が自分の仕事なのか、責務なのかわかっていれば仕事をしやすい。
だから仕事が早く効率的に進む。
はあーなるほど!と感心するばかり。
当たり前のことが多いのだけれど、これができないチームが多い。
こういう方がリーダーなら、チーム内でも、業者とのやり取りも、切磋琢磨はあっても、きっといい仕事ができると思う。
最後にひとこと。
「仕事にはね、必ず遊び心が必要だよ」
totally agree! です!