デザインの仕事。それが天職なのだと思う
今夜少しお酒が入ったところで話していたこと。
私は大学卒業後に、フェニックスというスポーツアパレルメーカーに入り、思いがけず、レディースのスキーウェアデザイナーの部署に配属されました。そこで担当したのはイタリアブランドのLafont。1994年〜1996年までLafontのデザインを担当していました。自分はそれまでアートやデザインが得意だと思った自覚はなく、しかもレディースの担当だったので、当初はとても戸惑いました。もちろんスキーが好きで入ったフェニックス。冬場にスキー場に行くと、自分がデザインしたスキーウェアを着てくれている人に出会って、あのときはとても感動しました。思わず、そのウェア、私がデザインしたんです!と話しかけたくなりました。その後、入社3年目にして、ブランドの責任者になり、幸運なことに売れ筋商品を生み出すことができました。
フェニックスを退職したあと、2年後に、ウェブデザイン会社を設立することになりました。
そして以来、13年以上、ウェブデザインに関わっています。
自分がまさかデザインの仕事に関わるとは、学生時代には思ってもみませんでした。
だけど、ここまでくると、自分の天職はデザイナーなのだと、少なくとも、絵がかけるかどうかはともかくとして、
デザインの仕事に関わること、それが天職なのだと、自覚します。
Lafont Skiwearで検索しても、自分がデザインしたウェアはもう検索結果には現れませんでした。
だからこの写真のウェアも私がデザインしたものではないけれど、
懐かしく思ったので、記録として掲載します。
私にとってフェニックスで経験させてもらったことは、かけがいのない素晴らしいことで、
やはり経験からでしか、いまの自分は成り立たないのだと実感します。
話はそれますが、たとえば私は3歳からピアノをやっていましたが、いまはピアノを弾く機会はなくても、やはり音楽が好きです。
だから、経験がすべてなのだと。
強引にまとめていうと、これから自分がやっていくべきことは、デザインと音楽なのだと思います。
加えて、人との関わり。
先日、友人に「メンターになってほしい」とストレートに言われて、びっくりしました。
私なんかでメンターになれるのかと。
メンターって何をすればよいのかと。
でも、特別なにかをしてくれる必要はないと、言われました。
今までどおり、Facebookに投稿したり、コメントのやりとりをしたりすれば、それでいいようです。
そんなことで役に立てるのなら、喜んで役に立ちたいと、そう思います。
デザイン、音楽、人。
全てをまとめるなら、むかしからサロンみたいなものをつくりたいと思っていました。
このひとつのかたちとして、もうひとつ、どうしてもやりたいこと。
私は本が好きです。だから本に関わることをしたい。
あえて公言すると、ライブラリーのデザインをしたいのです。
主にリゾートホテルのライブラリー。
いつもホテルに行くとライブラリーをのぞきますが、がっかりすることばかり。
わたしに本選びを任せてくれたら、どんなに素敵なライブラリーをつくれることか。これは自分でも自信があります。
ライブラリーデザイナー。
本を選ぶだけでなく、インテリア、音楽、香り、ライブラリーすべてを演出したいのです。
とりあえず、ドメインをとるところからスタートしました。
library-designer.com
library-designer.jp
具体的にどういうライブラリーにしたいか、明確なビジョンがあります。
近日中にブログを始めましょう。
やりたいことがあるなら、まずは最初の一歩を踏み出すこと。
そうすれば、いつか、夢は叶うと信じます。